
ヤンキースをから、今季2勝目を奪った田沢投手(写真:共同)
今季からレッドソックスに入団した田沢純一投手、予想を遥かに上回るスピード出世を果たしてる。4度目の登板では、ついに地元フェンウェイで宿敵ヤンキース相手に堂々の2勝目をあげた。社会人から日本のドラフトを拒否して、過去に例のないメジャー入りを果たした田沢投手。当初は、メジャーデビューするまで2、3年はかかるだろうといわれていた。
同じチームの「先輩」松坂大輔投手は、18勝を挙げた昨年の今の時期は毎日メディアに取り上げられていた。しかし、今年はWBC出場後、調整不足で大半を故障者リストで過ごしている。そんな松坂投手を日本のメディアこそ追いかけるが、本国アメリカでの扱いは小さく、今は主役の座を新人、田沢投手に奪われている。
今季の日本人メジャー選手、WBC出場組はイチロー選手を除き、松坂、岩村選手あたりを筆頭にその後遺症、つまり調整不足で総崩れしたといっても過言ではない。その嫌な流れに便乗するかのように他の選手達も活躍できてないのが現状である。期待された上原浩治投手、川上憲伸投手もいまいち成績が伸びず、黒田投手も負傷で故障者リストを行ったり来たり、昨年奮闘した藪恵壹投手もシーズン途中で解雇された。その他にも静かにメジャーを去った選手達がまだいる。
今回の田沢投手のように新しい選手がでてくると、脚光を浴び毎日メディアを騒がせる。一方で、故障中の選手、そしてフィールドを去る選手にはその光がとても小さい。日本人選手に限らず、解雇させた選手の名など地元の新聞に一行載るか載らないかというところ。そのあまりにも対照的な2つの光は、まるで超満員のファンで埋まった球場を照らすスポットライトと試合後、だれもいなくなったただ暗い球場によく似ている。

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